頭部戦線異状あり
今や全面ハゲとなった私。
全面的に侵攻され、やげて降伏し、
最期はハゲを受け入れた。
私はハゲになり、ハゲが私になった。
一点の曇りもなくハゲの私だが、
かつてはボサボサでふさふさだった時代もあり、
やがて抜け毛に苦しめられることになるわけです。
まだこの頃は降伏していない。
戦っていた、というか抵抗していた。
たたいたり、揉んだり、栄養を前線に供給し、
激しくレジスタンス活動を続けていた。
しかし、やがて戦線は後退を余儀なくされ、
局地的な敗戦を繰り返す中、
敵軍による大胆な頂上作戦があり、
自陣に致命的ともいえる失地が生まれた。
局地戦は全面戦争となり、
死屍累々と積み重なる抜け毛の山を前に言葉を失った。
負けを認められず、無駄にあがき続け、
奥地に隠れこもったこともあった。
本当にこの頃がしんどかった。途中が一番つらい。
最後は認め難きを認め、
白旗を振って降伏をしたのだった。
「tatox二等兵、恥ずかしながらただいま戻ってまいりました」
‥といって帽子を脱ぎ一礼!
ハゲとるやないかい!
【本日の教訓】
オーーーイ、戦争は終わったんだぞー、出てこーい